PBR目線で高リターンの可能性!

過去のPBR、PER推移をグラフ化しました。

数値はすべて日本取引所グループのデータを元にしております。

上図は1999年からのPBR統計です。それ以前の資料は見つからなかった。

PBRは企業の純資産価値に対して株価がどの程度であるかがわかるもの。1倍なら純資産価値と株価が釣り合っているということです。

一部企業は、平均値が1倍を超えるのは予想通り。一部に上場するには厳しい審査基準があるので、それをクリアし、利益と信頼を築いてきた実績がありますから。さらに、安く放置してしまうとLBO、M&Aの対象になってしまいかねませんのでネ。。

PBRと時価総額

時価総額は全上場企業。

※一部上場審査基準はこちらに記載されています。
日本取引所グループ

次のグラフは、加重平均したPBR推移です。2013年からこの平均値を出すようになったようです。よって、2013年からの分で作成しています。

PBRと時価総額(2013)

最初のグラフでは、二部企業はまだ割安感ありましたが、加重平均で見ると大きく超えて、 2017年11月で1.7倍にもなっていました。。

単純平均より、加重平均のほうが本来の数字に近いと言われることがあるので、この数字は少し行き過ぎではないかと警戒してしまいます。

まだ統計データとしては短く、収益力が強く推移することによって、PBRでは割高に見えるものも、数年後には落ち着いてくる可能性は考えられますが、全部が全部上手くいくとは思いませんし、リスク管理の面から考えると、リターンよりもリスクのほうが大きくなってしまう確率になるのではないかと個人的に思ってしまいますネ。。

管理人がPBR目線で見るわけは、資産価値は事実であること。現金1000万はどう処理しようと現金1000万。建物や設備は消耗していきますが、確かに”ある”ものです。

投資するにあたり、収益力も大事な要素ですが、将来の利益はまだ実現していません。堅調に利益を出す企業に投資したいと思うのは皆同じで、そういう企業にお金が集まるのは理解できますが、いくら出しても買いと考えるのはリスク管理の面でどうかな…と思ってしまうわけです。堅実な経営をする企業で、5年10年先の利益を見込む値ぐらいだとまだ理解できますが…。。

しかし、50年、ましてや100年先までの利益を見込む値になる投資を、上場した企業にするのは考えものです。上場していないベンチャーだったりを探した方がリスクとリターンが釣り合ってるのではないかと思ってしまうわけで…。。

上場には厳しい審査基準があります。それをクリアするにはそれだけ大きい会社ということで、地球に生まれた以上、地球の範囲外へは逃れられず、規模が大きくなるとどうやってもリターンを出すのが難しくなるのは自然の摂理です。

よくPER目線の話しや、記事は見ますが、PBR目線の話しはあまり見ないので、今回取り上げてみました。将来の収益ばかり追うよりも、足元の現実を見るほうが得策の時もままあると思います。

PBR的に過去平均値を超えると時価総額が減り、調整が入る傾向。本来の資産と収益力に近づくようです。上図での時価総額は2013から2017年11月までに約2.08倍。

2013~2017年11月までの
一部上場企業時価総額324,714から661,664、約2.03倍に。
一部上場企業純資産額303,450から470,891、約1.55倍。

二部上場企業時価総額3,556から10,869、約3.05倍に。
二部上場企業純資産額4,740から6,440、約1.35倍。

マザーズ時価総額1,475から5,028、約3.4倍に。
マザーズ純資産額595から934、約1.56倍。

純資産の増加に比べ、時価総額の伸びが大きい。

企業が得た収益で、株主に還元した分は純資産に組み込まれませんが、この乖離が続いていくと、バブル化していくのは必然。見込まれていた利益が出せず、さらに赤字になったときは、持っている資産がその企業の体力となります(資産を削って賄うしかない)。その体力以上の値が付いているということですから。

ちなみに、PER推移もグラフ化してみました。

これは1999~2012年までの一・二部合計PERです。途切れている部分は、利益が出ておらず、PERは出せなかった部分です。2000年の年央に(ITバブル崩壊前?)にPERが以上に上がっている。

正直作ってみたものの…よくわからんグラフになってしまいました。。

ITバブルのときは異常なPER後、暴落したが、2017年の二部のPERはバブルではなく現実になった模様…。。しかし、二部企業の純利益は2017年8月~11月は赤字だったため、途切れている…。将来性重視はリスクもそれ相応のようだ。

面白い資料を見つけたので、最後に載せておきます。

高PBRと低PBRのパフォーマンス

大型株と小型株のパフォーマンス

引用元:バフェット流投資に学ぶこと、学んではいけないこと―個人投資家にとっていちばん大事なノウハウ

PER目線よりもPBR目線の方が良いパフォーマンスを上げられる可能性が高いネ。さらに小型株は人気なくて割安のままってとこも比較的多いだろうから。