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投資先を選定!

実際に管理人が投資先を決めるまでの流れを書いてみました。基準や見るところが人それぞれなので、一つの参考程度に。。おおまかな流れとしては…

  • 四季報で業績確認!気になる銘柄をチェックしていく!
  • チェックした銘柄を詳しく分析
  • 今の株価と分析結果を照らし合わせる
  • 妥当なら買うだけ!

文字で書くと意外にシンプル!1つずつ見ていきましょう。

四季報で業績確認

管理人は本タイプで調べました。できれば最新の四季報をおすすめしますが、高いと思う方はネットで1銘柄ずつみるか、若干古い四季報をネットで探して買うとコスト削減になるかと思います。※時間的コストは増えますが…。

管理人が四季報で見ているところは以下です。

オーハシテクニカ業績

赤で囲った部分を中心に見ます。財務と業績の欄です。リーマンショックのような経済混乱があれば考慮する必要ありますが、基本的に変わりません。

一株益、純利益が上昇傾向にあるか
四季報で最初に見る部分です。おおよそ上昇傾向にない企業は切り捨てます。
営業利益が上昇傾向にあるか
上記と同じです。営業利益は本業で稼ぐ力ですので、これに大きなムラがある企業は切り捨てます。
純利益と営業利益の乖離
純利益は素晴らしくとも、良い企業とは限りません。純利益には営業外損益と、特別損益が含まれているので、これで多く見えている場合があります。※四季報の純利益は税引き後なので注意!
ROEが低すぎないか
*ROEは株主の取り分を表します。最低でも10%前後は欲しいところです。四季報ではその年分しか記載されていませんので、過去分も調べて、一貫して最低でも10%ほどはあるのか確認。
自己資本比率が低すぎないか
総資本から自己資本を引けば他人資本(負債と呼べる)が残ります。自己資本と負債は表裏の関係です。自己資本があまりに低いと財務体質に不安があるので、普通の業種なら40%以上を目安にすると良いと思います。金融系は10%以下とかになるので、無理な貸出等してないか調べる必要があります。
有利子負債の多さ
上図では有利子負債が0で利益も出ているので、借金に頼らない経営が出来ており、財務面での安全性は高い。逆に有利子負債が多いと、借金による事業拡大を目論んでいるか、もしくは借入に頼る企業体質。なにか問題があれば借金返済にあくせくする可能性が高くなる。管理人は負債が少ないほど好きです。低金利だと利益効率が悪くなると言われても、借金せずに運営する経営陣の堅実性を買いたい。
営業CFがしっかり出ているか
純利益が出ているのにここが少ないと粉飾しているか、最悪黒字倒産もあり得ます。借入に頼らず現金同等物が増加傾向にあるか見ます。

四季報を見る際にはおおまかな投資先選定なので、気になる企業だけチェックしていって、次々見ていきます。最初の方に気になる企業があり、詳しく調べた後、四季報の後半にめっちゃ良い企業があったら時間の無駄ですから。チェックした企業の中で業績と財務を見比べて、順番をつけていくと更に効率良くなると思います。

上記以外にも企業の存続年数が短くないか、企業の特色、株主構成、*PBRが割高水準すぎないかなども見ると良いです。とにもかくにも本業で利益をしっかり上げて、財務が健全域なら問題ないと思ってます。数十年事業を展開して財務に不安があるのは、事業自体に問題があるか、経営陣の堅実性を疑います。

詳しく分析

四季報で気になる企業を見つけたら、その中で順番をつけ、一番良さげな企業から調べます。企業ホームページに投資家情報があるので、最新の決算書をダウンロードします。※第〇四半期じゃなく、総決算分をみます。

menuの財務諸表、*貸借対照表*損益計算書*CF計算書に記載した部分を中心に確認。ここでのポイントは念入りに分析しても完璧にはならないので、おおまかに知るということ!完璧に知れたらアナリストは皆大金持ちだ。

貸借対照表
おおよその1株あたりの資産価値、純資産価値、現金同等物の多さなどを計算。
損益計算書
*EPSは四季報で確認しているので、いろんな利益率を計算。営業利益率、利益に対する費用がどの程度かを中心にみます。原価や販管費が低く、営業利益がしっかり出ている企業を好みます。
CF計算書
現金の使い方をここでチェックする。投資CFも財務CFも本業の稼ぎだけで補っている企業を好みます。

一年分だけじゃなく、過去分と見比べて利益が増え、財務の安全性が年々良くなっているなら投資先としてOK!借入が多い企業、現金が少ない企業は短期借入返済額がどの程度か、長期借入金が営業利益の何年分で返せるか、運転費用はどの程度か、などをじっくり考えます。

利益も財務も良好と思えたらなら、税金をしっかり払っているか、売上が期首から期末にかけて安定して増えているか、粉飾がないか警戒します。※決算前に売上が大きくなる傾向だと注意が必要。資産とは呼べないものも資産に計上される場合もあるので、固定資産の変に増加している数字はよく調べるようにします。決算書内に取得した資産などの内訳は書かれているので見るようにします。

その他、決算書内の*ストックオプション(同族経営されている企業に多い)、新株発行、必要か評価が難しい*M&Aなど、株主軽視のような出来事がないかをつらつらと見ていくと、投資の質は向上するものと思います。

株価と分析結果を見比べる

株価は現在の企業の値段を表します。分析したおおよその企業価値と、株価との差を見る必要があります。短期的な株価だけ追って見ても得るものはありません。

1.資産価値と株価
分析結果、一株あたり純資産が1000、株価が300だったら、買値が300で本来企業が持つ資産価値は1000、差額700を得るチャンスがあることを意味する。総資産と株価を見ると、総資産には負債も含まれるので、負債は将来返さねばならず、高い買い物になってしまう可能性、リスクが高くなる。資産価値に注目すると株価が資産価値に追いつくまでが投資対象期間となる。
2.収益と株価
一株あたり純資産が100、株価が100だと、買値と企業価値が同じである。ここに1年後の収益が10なら、単純計算1年後は純資産に10が加わり純資産110となる。今株価100なので、一年後は理論上、収益の10が儲けとなる。ただ、将来の収益は憶測でしかありえず、確実ではない。が、予想する収益を上げ続けることができたなら投資期間は無限である。※市場は効率的と言われるが、株価が追い付かない場合もある。

株価をみるときは、企業の価値を知っておかないと意味をなさない。企業の価値も完璧に知ることができない。会計自体、人間が作るもの自体、完全なものはないと思っています。しかし、人が生きるために必要なものは絶対にある。それを提供する企業、あるいは、自分の得意分野を考慮すると、投資の質が一段と上がると思います。

妥当なら買うだけ!

上記のような投資先があれば、あとは勇気だけ!資金管理できる範囲内で振り分けを考えます。投資資金100なら、上記1に資金25、上記2に資金25、残り資金50を不足の事態に残す。といった具合。自分だけのポートフィリオを!

番外編

複利って知っていますか?投資するうえで、資本主義において大事な考え方です。簡単に計算してみましょう。

複利計算
資金100を年利回り10%で複利運用した場合、1年後100×110%=110、2年後110×110%=121、3年後121×110%≒133、4年後133×110%≒146……10年後は資金100が約260になります。資金+毎年の利回り益にも利が乗る。
単利計算
1年後100×110%=110、2年後100×110%=110、3年後100×110%=110、4年後100×110%=110……10年後は資金100が200になります。資金の100にのみ利が乗るので、毎年の利回り益には利が乗らない。

合言葉は『複利を狙え!!』です。

上記では差が60しかないですが、100万円だと10年で60万円ほどの差になります。20年複利だと100万は670万ほどになり、20年単利だと100万は300万となります。年数が増えるだけ、額が増えるだけ複利はパワーを発揮します。

割安株か、成長株かで迷うとき、複利計算を頭に入れておくと、ヒントになるかもしれません。割安株は株価と資産価値の乖離(安く買って高く売る)を利用した、基本的に単発取引で、単利的と言えます。成長株は収益が伸びる限り、その分利が乗るので、複利的と言えるでしょう。さらに、株を保有し続ければ税金を先延ばしできるので、安定成長株があったら最高です。