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キャッシュフロー計算書

簡単な説明書きを加えた決算書風な表にしてみました。※数字は適当です。CFはキャッシュフローを略したもの。CF計算書は現金の動きに着目したもので、貸借対照表、損益計算書で書いた科目の増減額が多いです。なので、わからない科目は貸借対照表、損益計算書で確認してください。

株学株式会社(単位:百万円)
営業活動によるCF
科目金額説明書き
税引前当期純利益280損益計算書参照
減価償却費100使った資産の価値減少部分
のれん償却費20買収会社の超過額分の償却費
株式交付費15
貸倒引当金の増減額5△は減少
賞与引当金の増減額10△は減少
役員退職慰労引当金の増減額5△は減少
退職給付に係る負債の増減額10△は減少
受取利息及び受取配当金△5
支払利息5
投資有価証券売却損益△10△は益
固定資産売却損益△20△は益
固定資産除去損10
売上債権の増減額50△は増加
たな卸資産の増減額△25△は増加
仕入債務の増減額15△は減少
その他10
小計475
利息及び配当金の受取額5
利息の支払額△5
法人税等の支払額△134
営業活動によるCF341本業によるお金の流れ
投資活動によるCF
有形固定資産の取得による支出△150
有形固定資産の売却による収入20
無形固定資産の取得による支出△30
投資有価証券の取得による支出△30
投資有価証券の売却による収入10
貸付金の回収による収入10
投資活動によるCF△170設備投資等に関するお金の流れ
財務活動によるCF
短期借入金の増減額15△は減少
長期借入による収入10
長期借入金の返済による支出△5
配当金の支払額△40
株式交付費の支出△15
財務活動によるCF△35資金調達に関するお金の流れ
現金及び現金同等物に係る換算差額5為替差損益
現金及び現金同等物の増減額141△は減少
現金及び現金同等物の期首残高859会計期間の最初
現金及び現金同等物の期末残高1000決算日

CF計算書は実際の現金の動きを見るものなので、ごまかしにくく、資金繰りが問題ないかみるのに最適。

~簡易表~
属性営業CF投資CF財務CF
安全型プラスマイナスマイナス
拡大型プラスマイナスプラス
不安型マイナスプラスプラス

安全型の企業は営業CFが大きく、当然稼ぐ力があれば、投資CFに係る設備投資や有価証券の取得等自社でまかなえる。財務面では借入や株式発行等に頼る必要もなくなり、配当金や借入返済が可能になり、財務CFがマイナスに。

拡大型の企業は営業CFはプラスであるものの、将来の利益のために借入や株式発行等で資金を増やし(財務CFがプラスになる)、設備投資や買収、研究開発等を行う(投資CFマイナスが大きい)。

不安型の企業は本業で現金が流出、足りない部分を借入や株式発行(財務CFがプラスに)、事業売却等(投資CFがプラスに)で補う。

見るべきポイント

営業CF
とにかくこれが大きいか。年々上昇しているか。これが重視されるのは、粉飾決算や、黒字倒産が起こったから。現金が多くあればあるだけ不測の事態に持ちこたえられる。
営業CF>純利益
営業CFは純利益を上回っているか。しっかり現金化できているか。売上高や売掛金等だけ大きくなっても現金化できていなければ粉飾リスクあり。
営業CFマージン
営業CF÷売上高で、売上からどの程度現金化できたのかわかる。*ROEが10%超えで優良企業といわれるので、営業CFマージンは広瀬隆雄氏が言うように15%はほしいかもしれない。すべてが株主取分にあたるわけではないし、減価償却費は現実的には費用にあたるので、営業CFにすべて足し戻すべきではないことから。
償却費
減価償却費、のれん償却費は利益を出すために取得した固定資産を各耐用年数で割った額が計上される。※1000万で買った建物を10年掛けて償却、1年目に100万、2年目に100万、3年目に100万…といった具合。数年分の平均を出すと事業に掛かる費用がおおよそみえる。粗利益に対し少ないほどよい。